小俣直彦トークイベント第4弾「オックスフォードの博士はなぜアフリカの難民キャンプへ向かったか」@下北沢本屋B&B

12月に一時帰国される『アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日』著者・小俣直彦さんのトークイベント、第4弾の発表です!(第1弾はこちら。第2弾はこちら。第3弾はこちら。)
各会場ごとにそれぞれのテーマ、出演者で、すべて異なる内容となります。

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小俣直彦×税所篤快
「オックスフォードの博士はなぜ難民キャンプへ向かったか」
『アフリカの難民キャンプで暮らす ジュブラムでのフィールドワーク401日』(こぶな書店)刊行記念

小俣博士の『アフリカの難民キャンブで暮らす』――あっという間に最後まで読み切ってしまいました。本当に面白い内容で興奮しました。勝手ながら研究書のような、堅苦しいものではないかと予想していました。完璧に予想を覆されました。
驚きだったのはクールな印象の小俣博士の、フィールドワーク中の失敗談、しつこく迫ってくる若者グレゴリーに切れてしまうなどのエピソードが赤裸々に綴られていることです。フィールドワークの残り時間と予算状況への焦りや不安の中で、小俣博士が四苦八苦しながらも逆に難民キャンプの人々の営みに力をもらっている。このような学術的なフィールドワークを、ノンフィクションのような迫力で読ませる本は、僕にとって初めての読書体験で圧倒されました。

僕は20代の始めに、小俣さんに本郷のカフェでお会いして、進路について相談に乗ってもらったことがあります。それから10年の間に、結婚もし息子が生まれました。家族を持ち、30歳になった今、新しい挑戦に踏み出そうと思っています。その中で大きな励ましをこの本からいただきました。

ぜひ、小俣さんという人を、僕たち20代、30代の同世代に知ってもらいたいと思い、このイベントを企画しました。

――<企画・進行>税所篤快(国際教育支援NGO e-Educatoin創業者)

●日時:12月11日(水)20:00〜22:00(開場19:30)

●場所:本屋B&B

●参加費:前売1,500円+1ドリンクオーダー500円/当日2,000円+1ドリンクオーダー500円(いずれも税別)
※開催前日までに料金をお支払いいただく場合は「前売りチケット価格」、当日のお支払いは、予約いただいていても「当日チケット価格」となります。

●申込方法:こちらのサイトよりデジタルチケットをお求めいただけます。
※電話や店頭でも予約を受け付けます。 <電話>03-6450-8272

【登壇者プロフィール】

写真:宍戸清孝

●小俣直彦(おまた・なおひこ)
1970年東京都生まれ。1994年東京大学卒。8年間の邦銀勤務を経て、2004年アメリカ、タフツ大学大学院修了。国連機関、NGOで実務家としてアフリカの開発・難民支援の現場に携わった後、研究者の道へ。2012年ロンドン大学博士修了。同年からオックスフォード大学国際開発学部 難民研究センター勤務。現在は同大学准教授。主に東アフリカでの調査にあたる。

●税所篤快(さいしょ・あつよし)
1989年埼玉県生まれ。早稲田大学卒。国際教育支援NGO e-Educatoin創業者。2009年、大学在学中にバングラディシュに渡り、「バングラデシュのドラゴン桜」とテーマ付けした映像授業をスタート、9年連続で貧困地域の高校生を国内最高峰ダッカ大学に入学させる。2014年、世界銀行本部イノベーションコンペティション最優秀賞受賞。現在は一般企業会社員として教育事業に携わる。著書に『前へ!前へ!前へ!』『失敗から何度でも立ち上がる僕らの方法』(中竹竜二との共著)ほか。現在、スタジオジブリ小冊子『熱風』に「僕、育休いただきたいっす!」を連載中。

B&Bイベントページはこちら

小俣直彦トークイベント第3弾「難民とつくる未来」@八重洲ブックセンター本店

12月に一時帰国される『アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日』著者・小俣直彦さんのトークイベント、第3弾の発表です!(第1弾はこちら。第2弾はこちら。)
各会場ごとにそれぞれのテーマ、出演者で、すべて異なる内容となります。

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「難民とつくる未来」
 ~小俣直彦著『アフリカの難民キャンプで暮らす ジュブラムでのフィールドワーク401日』をめぐって~

【登壇者】
小俣直彦 (オックスフォード大学国際開発学部准教授)
×
渡部清花(NPO法人 WELgee代表)
  ×
大竹昭子(作家)

2008年から209年にかけて、修士課程にいた小俣直彦さんは論文執筆のために、ガーナにあるリベリア難民キャンプで401日暮らします。
論文は高く評価されましたたが、この貴重な体験を通して出会った人々のことを伝えたいと『アフリカの難民キャンプで暮らす』を執筆、今年6月に発売されて以来、「初めて難民をひとりひとりの個人として感じることができた」という声が数多く寄せられ、じわじわと読者をひろげてきました。

小俣さんとのトークのお相手として登壇いただくのは、小俣さんと同じように大学在学中から、バングラデシュで弾圧された先住民族が暮らす地帯に長期滞在するなどの実体験を重ね、2016年に24歳でWELgeeを設立した渡部清花さん。
難民「支援」ではなく、「ともに語る」「ともに働く」「ともに暮らす」を3つの柱に、人が本来持つ力を最大限に引き出し、社会に繋げ活かすことがWELgeeの特徴です。
難民との交流サロンの開催や、シェアハウスの建設などには、若い世代ならではの想像力が発揮されています。
今、WELgeeにアクセスしてくる8割はアフリカの人だといいます。

進行役を買って出てくれたのは、様々な境界に温かくシャープな眼差しを向けつつ、ジャンルを横断して作品を発表し続けている作家の大竹昭子さん。
大竹さんが難民に興味をもったのは、同じマンションに住むアメリカ人が、日本にきた難民を仕事が見つかるまで自分の部屋に泊めているのを知ってからだそうです。
小俣さんのトークのお相手をだれにしようかと考えていたとき、渡部清花さんが東京新聞夕刊「紙つぶて」(2018年7月~12月)に難民のことを連載していたのを思い出し、おふたりに話していただいたら、日本とアフリカがつながると直感、登壇いただくことになりました。

日本にいるわたしたちは、マスコミなどを通じてうっすらと「難民」の存在を感じてはいるものの、その姿に出会うことは稀です。
「難民」のひとたちと深く関わってきたおふたりに、彼らを理解し、ともに暮らす未来を、どのようにしたらつくれるかを語りあっていただきます。

●日時:12月16日(月)19:00~20:30(開場18:30)

●場所:八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリー

●定員:80名(申し込み先着順)
※定員になり次第、締め切らせていただきます。

●参加費:1,500円(税込。当日会場入口でお支払いください。)
※参加費の一部は難民の若者たちのキャリア支援に使わせていただきます。

●申込方法:下記のいずれかでお申し込みください。
①八重洲洲ブックセンターホームページのイベントページにて、お申し込みフォームにご記入のうえご送信ください。
予約完了メールをご返信いたしますので、「ybc-ev@yaesu-book.co.jp」からの予約完了メールを受け取れる状態にしておいてください。
②FAXでのお申し込みを承ります。FAX番号:0422-20-3024(こぶな書店)
「12月16日 トークイベント参加予約」とご記載のうえ、お名前フルネーム・お電話番号・FAX番号・ご参加人数をご記載ください。

【登壇者プロフィール】
●小俣直彦(おまた・なおひこ)
1970年東京都生まれ。1994年東京大学卒。8年間の邦銀勤務を経て、2004年アメリカ、タフツ大学大学院修了。国連機関、NGOで実務家としてアフリカの開発・難民支援の現場に携わった後、研究者の道へ。2012年ロンドン大学博士課程修了。同年からオックスフォード大学国際開発学部 難民研究センター(1982年設立の世界で初めて難民研究に特化した機関)。主任研究員から現在は准教授。主に東アフリカでの調査にあたる。

●渡部清花(わたなべ・さやか)
1991年、静岡県浜松市生まれ。東京大大学院修士課程に在学中。静岡文化芸術大3年時にバングラデシュの先住民族の村で教育支援を行うNGOを立ち上げ2年間滞在。国連開発計画(UNDP)のインターンとして、平和構築プロジェクトにも関わった。2016年に任意団体WELgeeを設立し、18年2月にNPO法人化。フォーブスジャパン主催の「日本を代表する30歳未満の30人」に社会起業家部門で選出。

●大竹昭子(おおたけ・あきこ)
1950年東京都生まれ。小説、エッセイ、評論など、ジャンルを横断して執筆。小説作品に『図鑑少年』『随時見学可』『ソキョートーキョー』『間取りと妄想』など。写真関係の著書に『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』 『出来事と写真』(畠山直哉との共著)『須賀敦子の旅路』などがある。無類の散歩好きで写真も撮る。近著に『東京凸凹散歩-荷風にならって』。朗読イベント「カタリココ」を主宰。

八重洲ブックセンター本店イベントページはこちら

小俣直彦トークイベント第2弾「京と森の学び舎 特別講義 『つながりの断ち切られた社会で希望を見出す:難民問題と森里海連環が示すもの』」@キャンパスプラザ京都

12月に一時帰国される『アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日』著者・小俣直彦さんのトークイベント、第2弾の発表です!(第1弾はこちら
各会場ごとにそれぞれのテーマ、出演者で、すべて異なる内容となります。

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京と森の学び舎 特別講義
「つながりの断ち切られた社会で希望を見出す:難民問題と森里海連環が示すもの」

京都大学森里海連環学教育研究ユニットでは、森里海の再生や自然保護、地域活性化について京大の研究者と市民の方々とが学びあう勉強会「京と森の学び舎」を実施しています。

今回は、森里海連環学の重要テーマである自然と自然、自然と人、人と人の分断について、どのように捉え、解決に向けて行動していけるかを考える特別講義を開催することとなりました。

講義では、書籍「アフリカの難民キャンプで暮らす」著者の小俣直彦さん(オックスフォード大学国際開発学部 准教授)を迎えて、難民問題における国、民族、地域と人の分断などについて参加者と共有するとともに、様々な社会の分断についての対話を試みます。

また、森里海連環学の創設者である田中克さん(京都大学 名誉教授)から、森里海の分断や、再生に向けた社会の様々な課題に向き合う事についてご紹介いただきます。

そしてコメンテーターとして「森は海の恋人運動」の創始者である畠山重篤さんから、森里海連環の実践者として、分断にどう向き合うかについてコメントをいただきます。

●日時:2019年12月18日(水)18:30〜20:30(18:00開場)

●開場:キャンパスプラザ京都 2階ホール

●参加者:40名(先着順)

●参加費:無料

●申込み方法:
参加の申し込みは下記の問い合わせ先までメールをお送りください。
締め切り:12月9日
問い合わせ先:京都大学森里海連環学教育研究ユニット (担当:赤石)
akaishi.daisuke.7n(at)kyoto-u.ac.jp
(at)を@に変えて送信してください。

【スピーカー】
小俣直彦(オックスフォード大学国際開発学部 准教授)
田中 克(京都大学 名誉教授)
司会:小鮒由起子(こぶな書店 代表)
コメンテーター:畠山重篤(NPO法人森は海の恋人 代表、京都大学 社会連携教授)

京都大学 森里海連環学教育研究ユニットHP内お知らせページはこちら

小俣直彦トークイベント第1弾「絵本と言葉と難民と」@ブックハウスカフェ(東京・神田神保町)

『アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日』著者・小俣直彦さんが12月にロンドンより一時帰国、各地でトークイベントが開催されます。
各会場ごとにそれぞれのテーマ、出演者で、すべて異なる内容となります。
まずは第1弾のお知らせです!

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トークイベント@ブックハウスカフェ
『アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日』の著者・小俣直彦さんを迎えて
「絵本と言葉と難民と」

今年6月20日「世界難民の日」に、『アフリカの難民キャンプで暮らす』を上梓した小俣直彦さん。
西アフリカ・ガーナにあるブジュブラム難民キャンプに逃れていたのは、「現代アフリカ史上最も凄惨な紛争」と言われるリベリア内戦による人々。けれど彼らは、したたかに明るくチャーミングに生きていた――その中には子どもたちもたくさんいました。

小俣さんとの対談のお相手、絵本作家のスギヤマカナヨさんは、今年7月、公益財団法人シャンティ国際ボランティア協会の招きにより、ミャンマーのヤンゴンでの絵本出版研修の講師を務められました。
「いま、世界じゅうの良心は難民に向いていると思います」とスギヤマさん。その魁は、絵本の世界に現れており、近年各国から難民をテーマにした絵本が生まれていると言います。

絵本に囲まれたカフェの空間での、ユーモアあるお二人のトークにご期待ください。
貴重なこの機会に、皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

●日時:12月10日(火)18:30~20:00(受付開始18:15)
    <第1部>18:30~19:10 小俣直彦さんのお話
       「初めて日本語で本を出したことを巡るいろいろなこと」
    <第2部>19:20~20:00 スギヤマカナヨさんとの対談
       「子どもたちの未来に手渡せるもの」

●参加費:
<ドリンク付>1,500円
<ドリンク+『アフリカの難民キャンプで暮らす』(1,760円/税込)付>3,000円

●予約・お問い合わせ:ブックハウスカフェ
店頭またはお電話(03-6261-6277)、メール(yoyaku@bookhousecafe.jp)にてご予約ください。メールでのご予約の際は、件名を「12月10日 小俣直彦さんのトーク」として、本文に、お名前フルネーム(よみがな)・お電話番号・ご参加人数をご記載ください。
https://www.bookhousecafe.jp/event_calendar/

【出演者プロフィール】

写真:宍戸清孝

●小俣直彦(おまた・なおひこ)…1970年東京都生まれ。8年間の邦銀勤務を経て、国連機関、NGOで実務家としてアフリカの開発・難民支援の現場に携わった後、研究者の道へ。2012年からオックスフォード大学国際開発学部 難民研究センター勤務。現在は同大学准教授。

●スギヤマカナヨ…絵本作家
静岡県生まれ。『ペンギンの本』で講談社出版文化賞。主な作品に『K・スギャーマ博士の動物図鑑』(絵本館)、『ほんちゃん』(偕成社)、『ぼくのまちをつくろう』(理論社)、『人の心に木を植える』(畠山重篤との共著/講談社)など多数。ワークショップも精力的に活動中。

書評・レビューをご掲載いただきました!

2019.11月15日号
週刊金曜日
きんようぶんか(田中優子さん)

2019.9.21
朝日新聞 朝刊
読書面「書評」(宇野重規さん)

2019.9月5日号
週刊新潮「Bookwormの読書万巻」(評者:大竹昭子さん)

2019.8.16
週刊 読書人
「読物文化」書評(志賀信夫さん)

2019.8.4
読売新聞 朝刊
「本よみうり堂」書評(戌井昭人さん)

2019.7.27
日本経済新聞 朝刊
読書面「短評」

2019.6.23
東京新聞・中日新聞 朝刊
読む人(読書面)「記者の一冊」(中村信也さん)

2019.6.21up
読みたい本が、きっと見つかる!webサイト「HONZ」
おすすめ本レビュー(足立真穂さん)
究極のリサーチ!『アフリカの難民キャンプで暮らす』
リンクはこちら

ラジオ出演決定!

TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に、著者の小俣直彦さんが生出演します。

生放送は終了しました。
こちらにて音声配信で聴くことができます。

出演時間は、6月17日(月)22時50分頃〜23時45分頃。(*ニュース番組のため、何か大きなニュースがあった場合などには、変更になることもあります)

ぜひお聞き下さい。

「アフリカの難民キャンプで暮らす」にコメントを寄せていただきました!

難民を巡る報道はここ数年増えているが、その多くは政治的な視点からのものだ。長期に渡って現場に入り、地に足の着いた目線で「生」の声を丹念に拾っていく手法で「等身大の難民像」を記録し、問題点を浮き彫りにしていることに感服した。
401日もの長い間、定点で現場に入る取材活動は、テレビや新聞、通信社に所属するサラリーマンジャーナリストには不可能だ。フリーランスでも難しいだろう。そういう点では、学術研究という目的があって初めて実現したフィールドワークだと思う。そのチャンスを活かして、論文作成だけに終わらずに、ノンフィクションも執筆した背景には、調査対象となった人々のために少しでも役に立ちたいという小俣さんの強い思いがあると感じた。
ーーー加藤昌宏さん(放送局プロデューサー)

出版セミナー「アフリカの難民キャンプで暮らす」

「アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日」刊行日の6月20日『世界難民の日』にあわせ、著者・小俣直彦氏がイギリスより帰国。オックスフォード大学日本事務所主催で出版セミナーが開催されます。

了いたしました。
ご来場のみなさま、ありがとうございました!

開催日時:2019年6月20日(木)19:00-20:00
会場:東京都千代田区三番町6-3 三番町UFビル1F
参加費無料
*このセミナーは日本語で行われます。
詳細、参加お申し込みはこちらよりお願いいたします。